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よろづ園一口メモ
1.「お茶と秋」

  初夏、八十八夜摘みの一番茶(新茶)は新鮮で、その清明な風味は清純感に溢れていますが、夏を越すと、茶の一部の成分が変化し、いわば熟成されるのです。

  秋になると新茶とは異なる風味が表れ、濃厚な旨みが増してきます。秋冷の候、美しい月明かり、虫の音、そして豊かな実りを、温かいお茶を召し上がりながらお楽しみください。

 

 

2.「創業文政十二年」

  私どもの創業は、幕末(1829)のことで、仙台藩の許可を得て、「仙台藩御用達」と「御茶払下処」の看板を拝領しました。

 現在の仙台駅の辺りが茶園でしたが、日本鉄道に譲渡し、その後は宇治茶、駿河茶を買い付け、お城に納入した残余を領民に払下げ、その仲介を致しました。

  当時、お茶は舟便で石巻経由、貞山堀から蒲生で陸揚げされ、馬の背に「茶甕」を載せて仙台まで運んだと聞いております。

 

 

3.「お茶と慶弔」

  昔、中国では、「婚姻成立」にお茶を利用する風習があり、「女子が婚家の茶を飲むと、 再び他家の茶を飲んではいけない」という諺があったそうです。

  茶樹そのものが、一度植樹すると、根も葉も繁茂して、子孫繁栄に通じ、結納、仲人引きに茶が用いられる等慶事の証しとされました。

  地方によっては、人の死に当たって、葬るときに茶の木を植えて故人の徳を偲び、冥福を祈る風習もあり、茶は慶弔に重用される所以です。

 

 

4.「お茶のおもてなしと憩い」

  私たちの生活では、来客には必ずお茶を出すことが慣習となっています。

  これは、お茶を差し上げることによって「心からのおもてなし」を表わし礼を尽くし親交を深めることの願いが真意であり、お茶の大事な役目でもあります。

  仕事の合間にお茶を飲んで疲れを癒す「十時、三時のお茶」は、今も大工さんや庭師など職人の慣わしとなっています。

  仲間や友達が集まってお茶を飲んで親交を深めることで、仕事がスムーズに運ぶ、これもお茶の効用ではないでしょうか。

 

 

5.「食べるお茶」

 お茶の成分には、水溶性成分と不溶性成分があります。

  せっかくの滋養分ビタミンE、カロチンは水溶では摂取できませんので、この成分は食べていただくのが有効です。

  中国唐代では、茶は飲むというより粉にして、他のものと一緒に煮て食べるのが一般的(磚茶=センチャ)で、日本の抹茶も食べるお茶の一種といってよいでしょう。

 

6.「日本茶もいろいろ」

  世界中に多くの種類のお茶があるように、日本でも各地に土地の人が工夫して作ったお茶があります。

  都会でのように玉露、煎茶、抹茶一辺倒でなく、徳島の阿波番茶は一種の漬物茶であり、福井の黒茶、香川の碁石茶(形、色が碁石に似る)、富山のバタバタ茶、島根のぼてぼて茶、岡山の美作番茶等が有名でみなさんが地元茶を楽しんでおられるのです。

 

 

 





よろづ園茶舗
(よろず園茶舗)
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