パート1お茶は、エライ!
お茶は、エライ ! その@
むかし、結納の日には、花嫁さん側が「お茶」を、まる包みにして、先方家におくりました。その習慣が今も残っている地方もあるようです。箱に入れないのは、ご両家がカド張らず丸い関係でありたいとの願いからです。また、家の植え垣として、茶の苗木を使うのは、茶の木がよく根づき(=嫁が出て行かない)、植え替えを嫌う性質があるからです。そんな、ほほえましい伝統を語れるお茶は、ホントにいいなあ
!
お茶は、エライ ! そのA
むかしの人は、出がらしの茶葉を、タタミに撒いて掃きました。茶葉がホコリを吸収し、
茶カテキン(ポリフェノール)の殺菌力が、ばい菌に働きます。緑茶は、出がらしでさえ 力あるスグレモノなのです。茶殻を捨てないで利用する方法は、いろいろあります。
茶殻を、布袋や紙パックに入れて、タワシ代わりに汚れたお皿を拭います。茶は、よく油を落としますから、余計な油脂ゴミを流しに流さず済み、従って洗剤も少ない量で経済的だし、環境にもよい、というわけです。
お茶は、エライ ! そのB
茶は、中国・唐の時代頃に日本に伝来した、と言われています。高僧や貴族の「薬」として珍重され、その効能は、殺菌力、抗酸化作用、覚醒(めざまし)効果など、いろいろありますが(往時のエピソードとして)座禅する僧の眠む気ざましや、源 実朝の二日酔のリフレッシュに用いられ、たいそう喜ばれた、という記録が残っているそうです。
現代でも、お酒を飲みすぎた時の日本茶の美味しいこと! こたえられませんねッ。
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